芝崎聡通さん

地元愛と誇りを持ち、地域密着の着地型旅行を提供し続ける

お名前:芝崎聡通(しばさき・さとみち)さん
お住まい:豊後大野市三重町

Q.1 お仕事について教えてください。

豊後大野市を中心とした大分の地で、地域密着型の旅を提供しています。ジオパークとユネスコエコパークの両方に登録された豊後大野市では、ジオパークガイドと一緒に大自然に触れ合い楽しめるようなツアーを組んでおり、ただ単に景観を楽しむだけではなく、自然の成り立ちや仕組みに気づきながら、その地の歴史、文化、農業、商業など、そこに生きる人々の文化も楽しみ学ぶことができます。また、季節に応じて、美しい川でのリバートレッキングや、日本百名山である祖母山の渓谷での自然散策ツアーも実施しています。

リバートレッキングのようす(写真提供:芝崎さん)

Q.2 豊後大野市で旅行業をはじめたきっかけと経緯はどのようなものだったのでしょうか?

2014年に今の会社を起業したのですが、それまでは全く違う分野の仕事で普通のサラリーマンをしていました。 大学、就職と関東で10年間過ごし、そのあとに地元の豊後大野市に戻ったのですが、地元で暮らしていくうちに美しい自然や歴史、文化というものを改めて知り、その魅力を発信していくべきだと感じたんです。当時、豊後大野市に焦点を当てたツアーがなかなかなくてもったいなく感じ、これは自分がしなければと思い立って「地元に根付き、地元愛と誇りを持つからこそ実現できる、そこでしか体験することのできない地域密着の着地型旅行」というコンセプトの旅行業を立ち上げました。

-いったん地元から離れたからこそ、豊後大野の魅力を再発見できたのかもしれませんね。

そう思います。ツアー業をはじめた最初の頃は豊後大野市内でたくさんPRしたものの、なかなか参加したいという声が多くはありませんでした。地元の人が地域のことにあまり興味がないというか、魅力を感じていないようにも思いました。そこで市外や県外にPRすると、多くの方々が興味を持ち参加していただけるようになり、そんな旅行者からの感動の声を聞いた地元の人が地域の魅力を改めて知るきっかけになったこともあります。外からの目線というものは、地域の人々にとって大切な要素であり励みとなるものだと思っています。

石橋の歴史と文化に触れて当時に思いをはせる(写真提供:芝崎さん)

Q.3 現在、豊後大野市での暮らしをどのように思いますか?

地元を離れて10年、今から12年前に豊後大野市に戻って暮らしていますが、そんな豊後大野市での暮らしを一言で言うと「自然と生活をどちらも楽しむことができる場所」だと思っています。豊後大野市は人や建物の多い田舎から山奥の田舎まであり、自分の住みたい環境に応じて住む場所を選択できる田舎なんじゃないかなあと。でもどの場所であっても、ダイナミックな自然や歴史を感じることのできる自然が「すぐそこ」にあることが大きな魅力。山の奥まで車を走らせなくとも、滝や川、豊かな生態系を誇る植物が「すぐそこ」にあるんです。その魅力あふれる暮らしをこれからも楽しみ続けたいです。

ダイナミックな自然を楽しむ(写真提供:芝崎さん)

Q.4 最後に、今後の夢を教えてください。

この仕事にゴールはないと思っています。どの方法がその地域に合うのか、色んな角度で試しながら、その時代にあったやり方を見つけていきたいです。そしてたくさんの方に豊後大野市を知ってもらって訪れていただき、感動を提供することができればそれ以上の幸せはありません。

取材:令和2年度5月

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