三宮尚子さん
大好きな町、朝地を盛り上げたい!まちづくり活動を通して移住者促進へ
お名前:三宮尚子さん
お住まい:豊後大野市朝地町
Q1. お仕事について教えてください。
しいたけ栽培、牛の繁殖をしています。仕事ではありませんが、自分たちで食べる分の米作りもしています。11月から4月はしいたけの収穫やほだ木起こし、コマ打ちなど一連のしいたけ栽培の流れでみっちりと。5月からは田んぼの作業がはじまり、それが終わると牛飼いならではの仕事が本格的になります。1年中、それぞれの仕事が入っているので、お休みはありませんが、朝地町梨小で楽しく仕事ができることに感謝しながら頑張っています。
Q2. 子どもの頃や昔、豊後大野市のことをどう思っていましたか。
当時は、豊後大野市ではなく「大野郡」でしたが、朝地町からほとんど出ることがなかったので、三重町だったり他の町のことをあまり知りませんでした。高校を卒業して大阪で2年間バスガイドの仕事を務めた後に朝地に帰ってきたのですが、その時に高齢化や人口減少の現実を目の当たりにして、「あ、このままではやばいな…」という危機感が出てきました。例えば、実家のある朝地町綿田地区や今住んでいる温見地区の小学校が廃校になったり、毎年開催されている町民体育大会に出場するメンバーが足りない地区が出てきたり…昔は普通に存在していたものが無くなりはじめているのを目の当たりにして、「どうにかしないと」という気持ちが出てきたんです。
Q3. 現在、朝地町に住む中で取り組んでいる活動を教えてください。
まちづくり協議会のメンバーとして朝地町の風景の動画制作や植樹作業をしたり、市の地域リーダー育成事業をきっかけに誕生した団体「あさぢば」で色々なイベントを企画して朝地町を多くの人の心のよりどころにすべく活動しています。 また、梨小に住むお母さんたちと一緒に「なしこ小町」という名前でしいたけの加工品製造もしています。メンバーは梨小で何十年と暮らしてきた方々です。なんとかして都会の人たちに梨小としいたけを好きになってもらいたい!という気持ちで仕事に励んでいます。 いずれにしても、とにかく「動く」ことをモットーに活動しています。何かアクションを起こせば、賛成も反対もたくさんの反応があり、意見を得ることができるのです。みんなで一緒に動き続けて、町おこしをしっかりとカタチにしていきたいと強く思っています。
Q4. 最後に、今後の夢を教えてください。
自分自身としては現状維持。町の夢としては、やはり移住する人が一人でも増えてほしいなという思いがあります。まちづくり協議会で制作した動画を観た時、改めてその町の風景に胸を打たれ、朝地町の町民で良かったなと思いました。町を誇りに思い、その魅力を伝えていきたいと心から思います。そんな思いで町おこしをしている姿を見た息子も、地域創生に興味をもつようになりました。とにかく歩みを止めずに動き続けて、町をずっと盛り上げ続けていきたいです。